外壁塗装はローン使える?銀行と信販系どっちが良いか
外壁塗装は、一般的に100万円前後の費用がかかることが多く、再塗装や付帯工事を含めると数年で200万円前後になる場合もあります。
ひび割れやカビの発生で急に外壁塗装が必要になるケースもあり、貯蓄だけでは賄えず、ローン利用の可否で悩む方も少なくありません。
本記事では、外壁塗装におけるローン利用のメリットやデメリットなど幅広く解説していますので、参考にしてください。
ローンを利用する3つの大きなメリット
手元に現金がなくてもすぐに外壁塗装ができる
外壁塗装の費用は、工事後に一括で現金を支払うか、前もって一部を支払い、残金を工事後に支払う方法が一般的です。
銀行や信販会社の審査に通れば、ローンを利用して外壁塗装を行うことも可能です。
ローンを使うことで、まとまった資金がなくても工事を進められます。
外壁塗装の相場はおおよそ100万円前後と高額になるため、一度に支払うのが難しい場合も少なくありません。ローンを活用すれば自己資金だけで支払う必要がなくなり、費用面の不安を軽減できます。
手元の貯金を崩さずに済む
進学や旅行など、出費の大きなイベントを控えている場合に、外壁塗装で数十万円を支払うのは負担が大きく感じられます。教育費や老後資金のために貯蓄している方も多いでしょう。
ローンを活用すれば、大きな一括支出を避けられるため、他の予定に向けた資金を確保できます。
資金の余裕が生まれる点は大きな利点です。外壁塗装のローン利用を検討する際は、今後の生活設計や予想される出費を踏まえたうえで判断すると安心です。
一回あたりの支払い額を抑えることができる
ローンを利用すると、設定した返済期間に応じて毎月一定額を支払うことになり、一回あたりの負担を軽くできるのが大きな利点です。
まとまった資金があっても、今すぐ大きな出費を避けたい場合には、ローンを組むことで支出を分散しながら外壁塗装が可能となります。
さらに外壁塗装では、耐久性の高いフッ素塗料や無機塗料などの高品質塗料を選ぶこともできますが、これらは費用が高くなる傾向があります。
ローンを活用すれば、一度の支出を抑えつつ、自分の希望に合った塗料や施工内容で塗装を進められます。
事前に知っておくべきデメリットとリスク
現金一括払いと比べて支払額が増える
ローンは借金であるため、当然利息が発生し、返済の際には元金と合わせて利息も支払う必要があります。
例えば、100万円を5年間で返済する場合の利息は約6万4,000円、10年間で返済すると約13万円になります。
また、ローンを利用するには申し込みや審査の手続き、返済管理などに時間と手間がかかります。手続きが苦手な方にとっては、負担に感じられることもあるでしょう。
返済計画をしっかりと立てる必要がある
ローンを利用する際には、無理のない返済計画を立てることが大切です。
利用可能だからといって、収入以上の高額なローンを組むと、数年間の生活が厳しくなる恐れがあります。
現在は支払いに問題がなくても、将来的に家計状況が変わる可能性を考慮して計画を立てることが重要です。返済期間を長く取りすぎると、次回の塗り替え工事と重なり、支払い負担がさらに大きくなることもあります。
どっちがお得?「銀行」と「信販系」の違い
外壁塗装における銀行リフォームローンとは
リフォームローンは、住宅の増改築や改修などのリフォームを行う際に必要な資金を借り入れられる金融商品です。
金融機関が提供しており、住宅の増改築や改装、補修工事に加え、キッチンや水回りの改修、バリアフリー化、耐震•免震工事など幅広い用途で利用できます。
借入可能額は工事内容によって異なりますが、大規模なリフォームでは1,000万円から2,000万円程度まで借りられる場合もあります。
ただし、実際に利用できる金額は金融機関の審査によって決定されます。
銀行リフォームローンの金利は金融機関によって異なりますが、一般的には年1.5%~4.0%程度の範囲で設定されています。
さらに金利には固定金利と変動金利の2種類があり、商品によって適用されるタイプが異なります。
リフォームローンでは変動金利を採用するケースが多いものの、固定金利と変動金利を契約時に選択できる商品もあるため、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。
信販系ローンは手続きが楽
信販系ローンは審査が比較的スピーディーで通過しやすい場合がありますが、その一方で金利や分割手数料が高くなる傾向があります。
信販系ローンは独自の審査基準が設けられているため、必ずしも利用できるとは限りませんが、一般的に年3%〜5%ほどのやや高めの金利が設定されています。
その代わり、申し込みから契約までの手続きが比較的簡単で進めやすい点が特徴です。
信販系ローンが銀行やJAなどに比べて審査に通りやすいとされる理由の一つは、金利を高めに設定することで貸し倒れのリスクを補っているためです。
銀行は預金者の資産を守る必要があるため審査が厳しくなりやすいのに対し、信販系ローンはリフォーム工事の代金を立て替える個品割賦の性質が強く、住宅の価値やリフォーム会社との提携関係なども考慮したうえで審査が行われる特徴があります。
住宅ローンの借り換えも選択肢の一つ
住宅を購入してから十数年が経過した段階でリフォームを行う場合、住宅ローンをまだ完済していないケースも多くあります。
そのため、住宅ローンの返済を続けながらリフォーム工事を進める人も少なくありません。
ただし、住宅ローンの契約中に新たにリフォームローンを申し込むと、すでに借り入れがあると判断され、審査に通りにくくなる可能性があります。
仮にリフォームローンの利用が認められたとしても、そのローンには団体信用生命保険が付いていない場合もあります。
こうした状況では、住宅ローンの残債とリフォーム費用をまとめて住宅ローンとして借り換える方法を検討することも可能です。
住宅ローンにリフォーム費用を含めて借り換えると、一般的にリフォームローンよりも金利などの条件が有利になりやすいため、結果として負担を抑えられる場合があります。
2026年のローン審査でチェックされるポイント
属性情報と信用情報をチェック
外壁塗装で利用できるローンの審査では、主に属性情報と信用情報が確認されたうえで判断されます。
属性情報とは、申込者本人に関する基本的な情報を指し、家族構成や配偶者の有無、賃貸か持ち家かといった状況に加え、勤務先の企業規模や雇用形態など幅広い項目が確認されます。
これに対して信用情報は、ローンやクレジットの申込履歴や契約内容、借入件数や借入金額、これまでの返済状況など、申込者の信用力を示す情報を指します。
外壁塗装ローンの審査に通らない理由としては、年収が十分でないことや勤続年数が短いこと、過去の延滞履歴、多重債務などが挙げられます。さらに、希望する借入額が収入に対して高すぎる場合も、審査結果に影響する要因となります。
ローンの申し込みから融資までの流れ
外壁塗装に利用できるローンの申し込みから融資までの流れは以下の通りです。
- 仮審査の申し込み
- 審査結果の通知
- 正式な申し込み(書類提出)
- 本審査
- 契約
- 融資の実行
外壁塗装の資金をローンで用意する場合は、まずリフォームローンやフリーローン、カードローンなどの中から利用する種類を選ぶ必要があります。
多くの金融機関ではWebから申し込みができ、申込者の個人情報や希望する借入額、返済期間などを入力して仮審査を申し込みます。
仮審査の結果は通常数営業日以内に通知され、通過した場合は正式申込書に必要事項を記入し、必要書類を提出またはアップロードして本申し込みへ進みます。
その後、提出書類をもとに本審査が行われ、審査に通過すると正式なローン契約を結びます。
契約が完了すると、借入金は指定した口座へ振り込まれます。
なお、申込方法や審査の回数、必要書類、契約までにかかる期間などの詳細はローンの種類や金融機関によって異なるため、利用を検討する際は各金融機関の公式ウェブサイトなどで内容を確認しておくことが大切です。
まとめ
外壁塗装におけるローンの利用方法やメリット•デメリットなどについて解説しました。
外壁塗装は比較的高額な費用が必要になるため、手元に十分な資金がない場合にはローンを利用し、月々の返済で支払っていく方法が現実的な場合もあります。
外壁の劣化が進行すると補修の規模が大きくなり、大掛かりな工事が必要になるケースも多くなります。
そのため、多少の負担があってもローンを活用して早めに対応することで、結果的に修繕費用を抑えられる場合もあり、長期的な視点ではコスト面で有利になることも少なくありません。利用条件や審査基準を確認し、自分の状況に問題がないかを把握しておくと良いでしょう。
ローンを組む際は、まずは複数業者で相見積もりをとり、ローンを含めたトータルの予算をプロに相談することが重要です。